「元々は、立場に関係なく、本音で語り合うことで相互理解を深めたいという思いが発端です。生理や不妊治療を社内にオープンにしていきましょうという取り組みではありません。悩みがあっても周囲に相談できない従業員がいる環境を、より良くできないかと思いました。本音で話し合える場を設けることで、一人で悩みを抱えることが少なくなり、互いにサポートし合えるようになれば、もっと働きやすい職場になるのではないかと感じました。」
豊泉自身、困ったときに周りに相談しにくいテーマは何か?その答えが女性特有の健康問題だったのだ。不妊治療について周囲から話を聞くこともあり、そのつらさ、大変さも想像できていた。環境変化に伴い、会社を辞めていく同僚もいるなかで、誰にも打ち明けられずに女性が長く仕事を続けていくことは難しいかもしれないと感じた。