症状
虫に刺されたためにかゆみが生じ、膨疹(ぼうしん)や赤い丘疹(きゅうしん)ができます。症状がひどい場合には刺された部位が赤く腫れ上がります。
通常は、長くても1〜2週間で治りますが、慢性化すると刺された部位が硬くなり、痒疹(ようしん)になる場合もあります。
原因
吸血性のカ、ノミ、ダニ、ブユ、シラミなどや、毒性を持つムカデ、ハチ、アリ、毛虫などに刺されて起こります。
刺されたときに、ヒスタミン、セロトニンなどを含む毒液が体内に入って、症状を引き起こします。
検査と診断
症状と刺された状況で診断できます。
治療
抗ヒスタミン薬を含むかゆみ止めや、必要に応じてステロイド外用薬を使用します。
【専門医からのひとことアドバイス】
どんな虫たちが危険であるかを知っていれば、おのずと予防できるものです。
レジャーや庭のお手入れ前には、少し虫博士になってみませんか?
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刺す虫
ハチ、アリ、ムカデ、クモ、サソリ など
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吸血する虫
カ、ブユ、アブ、ノミ、シラミ、ダニ、ツツガムシなど
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接触した液体が原因になる虫
ハネカクシ、カミキリモドキなど
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接触した毛などが原因となる虫
カレハガ、ドクガ、イラガなどの幼虫(毛虫)