症状
発熱や倦怠感に続いて、四肢、特に手のひらや足の裏にやや盛り上がった水っぽい紅斑(こうはん)ができます。
次々に新しい紅斑ができるため、紅斑同士が地図状にくっついたり、紅斑の中央部に水疱(すいほう)ができることもあります。
原因
単純ヘルペスウイルスやマイコプラズマのような病原微生物、薬物、食物、内分泌異常、悪性腫瘍などに付随して起こるアレルギー反応と考えられています。
検査と診断
紅斑の特徴から診断がつきますが、血液検査でCRP(C反応性たんぱく)や白血球数、ウイルス抗体価などを調べます。
治療
原因をつきとめることが大切ですが、原因不明の場合は非ステロイド系抗炎症薬の内服やステロイド外用薬を用います。
重症の場合は、ステロイド薬を内服します。また、かゆみを伴う場合には、抗ヒスタミン薬を内服します。
【専門医からのひとことアドバイス】
まれに重症化することがある病気なので、発熱に続いて特徴的な
紅斑(症状の項参照)が認められたら、早い段階で皮膚科専門のお医者さんを受診しましょう。