- 目 的
協和キリングループの経営理念は、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献することです。この経営理念のもと、ビジョンを掲げ、「病気と向き合う人々に笑顔をもたらす」ことを目指しています。この思いを軸に、財務的な利益の創出に直接結びつかない社会課題に対して、医薬品へのアクセスと医学発展の観点から社会貢献活動を行います。また、地域社会と未来世代は、事業を行っていく上で大切なステークホルダーとなります。社会貢献活動においても、地域社会と未来世代の抱える社会課題に取り組んでいくことで、良き企業市民として信頼の醸成に繋げていきます。これらを踏まえ、協和キリングループは、「ⅳ.基本原則」に沿って社会貢献活動に取り組みます。 - 適用範囲
本基本方針は、協和キリングループで働くすべての従業員(国や地域、立場や地位(役員、社員、契約社員・派遣スタッフその他)、常勤や非常勤を問いません)に適用します。 - 用語の定義
社会貢献活動とは、重点分野の取り組みに対する金銭的・非金銭的な支援のことをいいます。なお、財務的な見返りを求める活動は含みません。 - 基本原則
- 次の3つの重点分野を定め、社会貢献活動に取り組みます。
- 医薬品へのアクセス
病気と向き合う人々に笑顔をもたらすために、医薬品を一人でも多くの患者さんにできるだけ早く届けることが協和キリングループの使命と捉えています。そのため、「協和キリングループ 医薬品アクセス基本方針」に含む医薬品へのアクセス向上に取り組みます。 - 医学発展
医学の発展は、病気と向き合う人々に笑顔をもたらすための基盤です。そのため、これらの発展に寄与する方々と適切にコミュニケーションおよび連携しながら、研究活動や教育活動を支援します。 - 地域社会、未来世代および環境
持続的に事業活動を継続していくために、地域社会や未来世代との信頼構築は不可欠です。そのため、地域社会、未来世代および環境への貢献に資する活動に取り組みます。
- 医薬品へのアクセス
- 経営資源を効果的に社会貢献活動に活用します。
- 社会貢献活動を効果的に実施するために、必要に応じて、外部のステークホルダーと連携します。
- 従業員の社会貢献活動の参加を推進します。
- 実施した社会貢献活動は、適切にステークホルダーに開示します。
- 次の3つの重点分野を定め、社会貢献活動に取り組みます。
社会貢献活動
方針・戦略
具体的な取り組み
医薬へのアクセス
病気と向き合う人々に笑顔をもたらすために、医薬品を一人でも多くの患者さんにできるだけ早く届けることは私たちの使命と捉えています。当社の社会貢献活動に関連する「医薬へのアクセス」の取り組みは、以下ページをご覧ください。
医学発展
病気と向き合う人々に笑顔をもたらすために、医薬品を一人でも多くの患者さんにできるだけ早く届けることは私たちの使命と捉えています。患者さんへの支援や医薬へのアクセスの改善に取り組む団体に対する協和キリンの社会貢献活動は、以下ページをご覧ください。
地域社会、未来世代および環境
持続的に事業活動を継続していくために、協和キリンは地域社会、未来世代および環境への貢献に資する活動に取り組んでいます。
次世代の育成
- バイオアドベンチャー活動
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協和キリンは、次世代育成に貢献し、また地域の皆さまに当社グループの事業や強みを知っていただき、信頼感や親近感を高めていただける機会となるよう、子供たちを対象とした理科実験教室を開催しています。
2016年からはこの活動名を「バイオアドベンチャー」に統一し、新たなロゴも作成して、理科教育活動に取り組んでいます。
より多くの従業員に社会貢献活動への関心を高めてもらうために、社内公募したボランティアスタッフによる運営を行っています。- 2023年:東京リサーチパークと富士リサーチパークで活動を実施。小中学生・高校生84名が参加。
- 2022年:東京リサーチパークと富士リサーチパークで活動再開し、小中学生・高校生61名が参加
- 2020‐2021年:新型コロナウイルス感染拡大に伴い、活動を休止
地域コミュニティとの共生
- スポーツを通じた交流
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協和キリンでは、スポーツイベントを通じた地域との交流を行っています。
当社卓球部は、1974年の創部以来、常に日本のトップレベルで活躍し、さまざまな国際大会へ出場する選手を輩出してきました。現在も各事業拠点や地域の卓球連盟などと連携し、全国の卓球愛好家、また小学生から高校生などのさまざまなステークホルダーを対象に、卓球教室や交流会を開催しています。
また試合の翌日には試合で訪れた地域の特別支援学校や障害者施設を訪問し、卓球を通じた交流会を開催しています。- 2022年:東京リサーチパークの所在地である町田市で卓球講習会を行い、地域の中学生約60名がご参加。
- 2020-2021年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、活動を休止。
- 近隣の方々とのコミュニケーション
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協和キリン富士事業場では、近隣地区の方々を対象に当社の概況説明、研究所の見学を行い、近隣の皆さまに協和キリンをご理解いただく貴重な機会としています。
- 2023年:33名のご参加(7月)
- 2022年:23名のご参加(7月)
- 市民講座の実施
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協和キリン富士事業場では、2005年より地域住民を対象に「健康」をテーマとした講演会を毎年実施しています。毎回、熱心に意欲的にご参加いただいています。
- 2023年:「食物繊維のキホン~手軽に賢く摂るには?~」というテーマで開催し、近隣住民25名のご参加(7月)
- 2022年:業場内にて「食事de長く健康な骨作り」の講演会を開催し、地域住民29名がご参加
- 2021年:ウエルピアながいずみにて「レジスタンス運動」の実技と講演を行い、周辺地域から18名がご参加
- 2020年:新型コロナウイルス感染拡大に伴い休止
- 地域のイベントを通じた交流
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協和キリン富士事業場では、立地地域で開催されている「長泉町わくわく祭り」の踊りパレードに参加するなど、事業場周辺地域の皆さまとの交流を行っています。
- 2020‐2022年:新型コロナウイルス感染拡大を考慮し参加休止
従業員の社会貢献活動への参加を推進する仕組み
- ウォーキングキャンペーンと併せた従業員参加型社会貢献活動
- 社員の健康増進を目的として実施しているウォーキングキャンペーンに合わせ、歩いた歩数に応じて会社が医療関連・環境関連団体等に寄付をする従業員参加型社会貢献活動を2023年に実施しました。(実施時期:2023年5月~6月)
- マッチングギフトの実施
- 協和キリンでは、大規模災害等により甚大な被害が発生した際に従業員から寄付を募り、同額を会社も拠出するマッチングギフトを2022年から行っています。
- KIRINボランティアポータル
- 親会社であるキリンホールディングスは、キリンホールディングスおよびその子会社の従業員のプライベートでの社会貢献活動への参加を支援することで、事業につながる社会課題を捉える感性を磨き、CSV経営の基盤強化を図ることを目的とし、非営利法人等のボランティア募集情報を提供する社内ポータルサイトを設置し、協和キリン内でも活用されています。
- セルフマネジメント休暇でのボランティア事由での取得可能
- 協和キリンでは、ボランティアを理由とするセルフマネジメント休暇の取得を最大10日間認められています。2022年4月から、これまでの1日単位の取得に加え、半日単位の取得も可能としています。