潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール®」の共同販売契約終了のお知らせ
協和キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮本 昌志、以下「協和キリン」)は、ゼリア新薬工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:伊部 充弘、以下「ゼリア新薬」)と締結している潰瘍性大腸炎※治療剤「アサコール®」(一般名:メサラジン)の国内における共同開発および共同販売契約を2020年3月31日で終了することをお知らせします。
アサコールは、有効成分メサラジンに、pH依存型放出調整特性を持たせた腸溶製剤で、2009年12月に国内で発売されました。協和キリンとゼリア新薬は2007年1月にアサコールに関する共同開発および共同販売契約(以下「本契約」)を締結し、アサコールの発売後は本契約に基づき、製造はゼリア新薬が行い、1ブランドを両社のチャネルで販売してきました。
今回の契約終了に伴い、協和キリンによるアサコールの販売を2020年3月31日に終了し、2020年4月1日以降のアサコールの販売はゼリア新薬が行います。
協和キリングループは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献します。
- ※
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患で、日本では難病に指定されています(指定難病97)。特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。
(出典:難病情報センターホームページ(2020年1月現在))