Aplastic Anemia 再生不良性貧血(AA)ナビ

協和キリン
監修:

埼玉医科大学 名誉教授
埼玉医科大学総合医療センター 血液内科 客員教授 木崎 昌弘 先生

監修:埼玉医科大学 名誉教授
埼玉医科大学総合医療センター
血液内科 客員教授 木崎 昌弘 先生

再生不良性貧血(AA)の原因

この病気の原因は?

●後天性再生不良性貧血

一次性(特発性):原因不明(大部分の人がこのタイプです)

健康な場合には、白血球(Tリンパ球)は外からの細菌やウイルスなどを攻撃し異物から体を守っています。
再生不良性貧血では、白血球(Tリンパ球)の働きが何らかの原因で異常をきたし、自分自身の造血幹細胞を攻撃して壊してしまうことが原因と考えられています。これを自己免疫反応といいます。この場合、造血幹細胞から血球をつくることができないため、血球が減少すると考えられています。
ただし、すべてが自己免疫反応によるものではなく、一部では、造血幹細胞自体に異常があり、血球が産生されなくなると考えられていますが、明らかな原因はわかっていません。

二次性:薬剤、放射線被曝による影響、肝炎に伴う(特殊例)
一次性 Tリンパ球 造血幹細胞 二次性 放射線 薬剤・薬物 ウイルス

●先天性再生不良性貧血

ファンコニ貧血、先天性角化異常症など

難病情報センターホームページ(2023年10月現在)から引用

CC-00170
2023年11月