目の治療
目の症状を軽くするためには、薬物療法を行っていきます。
また、花粉飛散開始日前から治療をはじめる初期療法についても知っておきましょう。
また、花粉飛散開始日前から治療をはじめる初期療法についても知っておきましょう。
薬物療法
出典:アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第2版). 日眼会誌.114:831−870, 2010、
高村悦子,アレルギー・免疫.21(1).70-76,2014
高村悦子,アレルギー・免疫.21(1).70-76,2014
「初期療法」で楽に乗りきりましょう
花粉症などのアレルギーは、症状が悪化すると薬が効きづらくなります。しかし、軽いうちに薬を使いはじめると、花粉の飛散量が多くなった時期でも症状をコントロールしやすく、そのシーズンの症状を軽くすることができます。 そこで、花粉の飛びはじめる前あるいは症状が軽いときから薬の使用をはじめる『初期療法』という治療方法があります。特に、毎年の症状が中等症以上になる方で、楽にシーズンを乗りきりたいと考えている方におすすめです。
初期療法の開始時期は、使用する薬の効果が現れるまでの時間と、患者さんの例年の飛散花粉に対する過敏性を考慮して判断します。抗アレルギー点眼薬は花粉飛散予測日の2週間前または症状が少しでも現れた時点で治療を開始します。
初期療法で期待できること
● 症状の出現を遅らせること。
● 飛散量の多い時期の症状を軽くすること。
● 症状の出現を遅らせること。
● 飛散量の多い時期の症状を軽くすること。
目がかゆくなってきてから
抗アレルギー点眼薬が第一選択薬ですが、中でも、抗ヒスタミン作用を持つ点眼薬には、速効性が期待できます。
花粉飛散ピーク時に症状がひどくなって、抗アレルギー点眼薬で十分な効果がみられないときには、ステロイド点眼薬を併用します。ステロイド点眼薬を使う場合には、眼圧上昇などの副作用チェックのため定期的な検査が必要ですので、眼科専門のお医者さんにご相談ください。
また、抗アレルギー点眼薬でもさし心地(使用感)が違うことがありますので、お医者さんに相談してみましょう。
花粉飛散ピーク時に症状がひどくなって、抗アレルギー点眼薬で十分な効果がみられないときには、ステロイド点眼薬を併用します。ステロイド点眼薬を使う場合には、眼圧上昇などの副作用チェックのため定期的な検査が必要ですので、眼科専門のお医者さんにご相談ください。
また、抗アレルギー点眼薬でもさし心地(使用感)が違うことがありますので、お医者さんに相談してみましょう。
症状が軽くなっても
治療により症状が抑えられた状態を保つためには、花粉の飛散中は治療の継続をおすすめします。
主な治療薬
花粉症の点眼薬にはさまざまな種類があります。毎年の症状の出方、治療の希望、現在の症状の程度を考慮して点眼薬を選びます。ご自身のつらい症状をしっかりとお医者さんに伝え、自分に合った治療薬をみつけましょう。