「障害者目線」を強みに、
背中を押せる研修担当者へ
- 島本 靖子シマモト ヤスコ
- 研究開発本部 研究開発企画部 人事グループ
2021年度入社
学生時代の専攻と入社理由は?
専攻は日本文学で、薬学の知識はゼロでした。高校生で脳炎を発症して車椅子生活になり「この体で働けるだろうか」と不安でしたが、「製薬の仕事であれば病気の経験が糧になるかもしれない」と考えました。
協和キリンは障害者の採用実績が豊富で、面接でも障害について丁寧にヒアリングいただけたので、安心して入社を決めました。
現在の仕事内容とその難しさは?
研究開発本部で研修の企画と実施を担当しています。障害を持ってから多くの人に助けられ背中を押してもらったので「私も誰かの支えになりたい」と人事職を志望しました。
研修業務は前例踏襲ではなく、常にアップデートが必要です。現場でどういった課題やニーズがあるのかを把握し、それに合った施策を検討しなければいけない点がやりがいでもあり難しい点と感じています。
挫折を感じたことはありますか?また、どう乗り越えましたか?
コロナ禍の入社でリモートワークが基本なので、会ったことがない社員も多く、研修の対象者選定に迷いました。自分が中心となって企画する研修が増え、研修会社の選定にも不安を感じました。
いずれも先輩が「こう選ぶといいよ」とアドバイスをくれ、「失敗してもいいからやってみよう!」と背中を押してくださるので、1つずつ乗り越えられています。
協和キリンの魅力は?
車椅子通勤であることを考慮して、雨の日はあらかじめ「リモートワークでもいいよ」と声掛けしてくれるなど、障害に限らず、それぞれの事情に合わせて、誰かが困っていればサポートする風土と社員の人柄が魅力だと思います。
仕事の職種ならではの面白さは?
研修には正解がありませんが、実施後のアンケートの評価がいいとうれしく、悪い評価であっても継続するなかでブラッシュアップできるのが楽しいです。引き継いだ研修の内容を自分で変えた時はドキドキしましたが、受講者から「良かったから続けてほしい」とコメントをいただけて自信になりました。
できるだけにこやかに接して「気軽に相談できる」存在となり、社員の抱えている課題やニーズを把握して、背中を押せる施策を考えていきたいです。
就職活動中の学生さんへ一言お願いします。
障害を持っての就活は大変でした。採用条件を満たせないなどネガティブになることもありますが、「自分にはできない」と決めつけず視野を広く持ってください。
私にとって病気の経験はマイナスでしたが、就活を通じて「患者さん目線で働ける」と強みと考え、プラスに変換できました。強みが見つけられれば、できること、できないことをはっきり伝えて大丈夫です。協和キリンのように、あらゆる人を一個人として尊重する会社を選んでください。
One Day Schedule1日のスケジュール
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08:30
業務開始
出社する日は、少し早めに業務を開始して予定やメールを確認します。出社は週2日ほどです。
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09:30
移動
通勤ラッシュの時間帯を避け、車椅子で通勤します。
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10:30
出社
資料の作成や捺印・郵送対応、事務処理などを行います。
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12:00
お昼
グループの人とランチに行くのが出社時の楽しみです。会社の1階にあるパスタの人気店がお気に入りです。
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13:00
座談会
組織風土活性化施策として、座談会のファシリテーション業務を担当しています。
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14:30
事務作業
資料の作成が多く、最近は新入社員向けのコンテンツを作成しています。
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16:00
ミーティング
所属している人事グループの定期ミーティングで業務の進捗報告を行います。
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17:30
事務作業
研修資料を作成したり、アンケート結果をまとめて改善策を考えたりしています。
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18:30
業務終了
在宅時は終わったらすぐ夕食に。出社時は退社途中にスーパーやコンビニで夕食を買って帰ります。