臨床開発臨床開発を通じて
薬が行き渡る世界を目指す
- 豊田 裕衣トヨダ ユイ
- 研究開発本部 開発ユニット 臨床開発センター
2019年度入社
学生時代の専攻と入社理由は?
『世界がもし100人の村だったら』という本で、世界に医療を受けられない人がいると知り「医療で社会に貢献したい」と薬学部に入りました。
実際にミャンマーの医療ボランティアで薬が行き届いていない現状を見て、世界の患者さんに貢献するため、グローバル競争力向上を掲げて個性ある薬のパイプラインを持つ協和キリンに入社しました。
現在の仕事内容とその難しさは?
新薬がグローバルで製造販売承認を得られるよう、臨床開発職としてアメリカやヨーロッパを含む国内外の関連部署や医師と試験計画について協議し、規制当局への相談に向けた試験実施計画書の精緻化をサポートしています。
担当疾患が協和キリンの臨床開発にとって初となる眼科領域で、社内の知見が足りず、社外にも協力を仰ぎながら試験計画を練り上げています。ゼロスタートの難しさを感じますが、世界中の患者さんに薬を提供し、笑顔を創造する未来を描いて取り組んでいます。
挫折を感じたことはありますか?また、どう乗り越えましたか?
1年目の冬、業務の優先順位を誤って情報共有を怠った結果、キャパオーバーになってしまった経験があります。
チームメンバーに相談し、最重要業務以外の仕事を全てお願いして乗り切ることができました。それからは自分の業務状況を報告・相談し、忙しいときこそ一度立ち止まって優先順位をつけるようにしました。
協和キリンの魅力は?
若手へ責任ある業務を任せられるチームワークです。チームで最善の成果創出を常にメンバー全員が目指しているため、若手を尊重しながらも必要なタイミングでフォローする文化があります。お陰様で私自身も各ポイントでサポートを受けながら責任ある業務を遂行できました。
仕事の職種ならではの面白さは?
数多くの部署が大切に育ててきた治験薬の価値最大化に向けて貢献できる点です。収集した臨床試験データや、医師と面会して得た現場の声をもとに、試験計画をブラッシュアップすることに大きなやりがいを感じています。
臨床現場で初めて患者さん対象に治験薬投与効果を確認できた時は、全員が待ち望んでいた成果だったのでとてもうれしく、医療機関のスタッフさんと一緒に喜びながら感動したことをよく覚えています。
就職活動中の学生さんへ一言お願いします。
焦らず、周りと比べず、自分に正直に就活してください。私は焦って不安になり「自分が何をしたいか」よりも「他人が何をしているか」にとらわれ、軌道修正に時間がかかりました。落ち着いて、自分の思うように進めてもらえたらと思います。
協和キリンは多様性を尊重し、個々の力を掛け算してチームとしての力を発揮しています。周りと同調せず、自分らしさをアピールしてもらえれば大丈夫です。一緒に働ける日を楽しみにしています!
One Day Schedule1日のスケジュール
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08:00
グローバルミーティング
海外メンバーと打ち合わせをします。
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09:00
タスク整理
会議で発生した新たなタスクも併せて、自身の業務タスクを優先順位付けします。
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09:30
ミーティング準備
10時からの会議に向けて準備します。
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10:00
エキスパートチーム会議
関連部署と情報共有兼課題解決を目的とした会議を開きます。
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12:00
お昼
在宅勤務のため家で簡単なランチを作ります。お気に入りのレシピは、お取り寄せのオリーブオイルで作ったペペロンチーノ。
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13:00
資料レビュー
チームメンバーが起草した資料をレビューします。
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14:00
ミーティング
チームメンバーと業務の進め方を相談します。
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15:00
医師面会準備
医師面会用資料の最終調整をします。
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15:30
医師面会
医師とWeb会議を実施します。
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16:00
医師面会の議事録作成
会議の内容を忘れないうちに議事録を起草し、共有します。
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16:40
退社
早めに退社した日は、テニススクールに行ったり、煮物を作ったりとリラックスして過ごします。