主な運動症状

手足がふるえる(振戦)

手足がふるえる(振戦)

パーキンソン病の初発症状として最もよくみられる症状です。安静時(静止時)にふるえることが特徴で、左右差がみられます。

筋肉が硬くなる(固縮)

筋肉が硬くなる(固縮)

筋肉が硬くなり手足の動きがぎこちなくなります。医師が診察時に、患者さんの関節を曲げ伸ばしする時に感じる抵抗で、患者さん自身が自覚することは少ない症状です。左右差がみられます。

動きが遅くなる(無動)

動きが遅くなる(無動)

動きが遅くなり、少なくなります。顔の筋肉も動きにくくなるため、表情が乏しくなったり、よだれがでたり、声が小さくなることもあります。また、字が小さくなることもこの症状の一つです。

体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)

体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)

パーキンソン病が進行し、ホーン-ヤールの重症度分類でIII度以上になるとみられる症状です。立ち上がる時、歩く時、方向転換する時などに体のバランスを崩しやすく、倒れやすくなります。

ホーン-ヤールの重症度分類
パーキンソン病の重症度を表すのによく使われる指標で、パーキンソン病の症状に応じて、最も軽いI度から最も重症なV度に分類されます。

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