ソライフアドバイス

乾癬と運動東京医科大学 健康増進スポーツ医学分野 客員准教授、
学校法人 呉竹学園 呉竹メディカルクリニック 副院長
村瀬 訓生 先生

乾癬の患者さんは、定期的な運動が必要なのでしょうか。

乾癬の患者さんは、減量によって症状が軽減されると考えられていますし、乾癬との関連が深いメタボリックシンドロームの予防・改善のためにも、運動を続けることが大切です。運動によって筋力の強化や減量に成功すれば、関節への負担も軽くなります。定期的な散歩や自宅でできる軽い筋トレ・ストレッチなど、ご自身の生活に合った続けやすい運動習慣を見つけましょう。

運動を続けるためのポイントを教えてください。

日常生活に運動を組み込むと、無理なく続けられるのではないでしょうか。駅でエスカレーターではなく階段を使う、移動手段を車から自転車に変える、駅までの道のりを変えて少し遠回りして歩くなど、関節の痛みや腫れが強い時を避けて、無理のない範囲で続けてみましょう。

メッセージ

村瀬訓生先生

東京医科大学 健康増進スポーツ医学分野 客員准教授
学校法人 呉竹学園 呉竹メディカルクリニック 副院長
村瀬 訓生 先生

メッセージ

減量のためには、まずは毎日体重を測り記録しましょう。1日あたり200kcal消費または減らすことで、1ヶ月で約1kgの減量になります。30分の歩行で約100kcalのエネルギーが消費できます。
さらに、食事からのエネルギー摂取量も少し減らして合計200kcalになると良いでしょう。例えば、ご飯1膳は235kcal、ビール500mLは200kcalですので、これらを半分の量にすれば約100kcalのマイナスになります。
ご自身で続けやすい運動や食事の工夫を見つけて、毎日こつこつ続けることが大切です。